のれんの知識
オリジナル暖簾には様々な種類がございます。こちらのページでは、ご紹介と解説をさせて頂けたらと思っております。お時間がお有りのときに、ご参考までにお目通しいただけますと幸いでございます。
- 「内のれん」とは、商家で店と奥を分ける際に用いられるものです。具体的には飲食店における厨房とホール部分の仕切りなどがそれにあたります。お客様から見えない裏側部分の染色を省き格安価格でオーダー作成いただくことも可能です。
- 「楽屋のれん」とは、主に歌舞伎役者・舞台俳優といった方々が、楽屋の前に掲げる大切な品です。役者にとってのひとつのステータスでもありますので、プレゼントにオリジナル作成されれば大変喜んでいただけるかと思います。
なお、最近ではオリジナルのイラストを配するなど、自由なデザインのオリジナル暖簾も多く登場しています。
- 「湯のれん」は、温泉宿や銭湯のマストアイテムです。一般的には男性浴場用が青色や藍色、女性浴場用は赤色で表現されます。また、書体は毛筆書体が用いられ白抜きでオーダー製作されることが多いようです。
- 「水引のれん」は、カウンター席と厨房の間の間仕切りや目隠しなどに使われています。
切込みが無く、上部に棒袋およびチチをつけた横幕状の暖簾です。
かつては魔よけの意味合いもあり、他の特注暖簾とは異なり夜間であっても掲げたままにしておいたと言われています。
- 「花嫁のれん」は、能登・加賀・越中地方に伝わる、オリジナルの伝統的風習です。
大きく家紋を染め抜いた色彩豊かなデザインがその特徴です。花嫁が嫁入り時に持参し、花婿の家の仏間に掛け、それをくぐることで、式が始まります。